木製パレット及び物流機器販売の北越パレット株式会社

答えは、「NO」です。

木製パレットを使用することは...

輸出梱包材のうち、針葉樹を用いた梱包材料（ダンネージ、木枠、パレット等）については、国際基準ISPM No.15に則った消毒を行いスタンプを押す事になりました。各国バラバラの基準がほぼ統一され、殆どの国が２００５年度から実施されています。当社乾燥設備は、公式な熱処理認定設備です。各国の状況は「くん蒸規制のあゆみ」をご覧下さい。

輸出梱包用木材（針葉樹・広葉樹）の熱処理に対応できます

輸出梱包材のうち、針葉樹を用いた梱包材料（ダンネージ、木枠、パレット等）については、国際基準ISPM No.15に則った消毒を行いスタンプを押す事になりました。各国バラバラの基準がほぼ統一され、殆どの国が２００５年度から実施されています。当社乾燥設備は、公式な熱処理認定設備です。各国の状況は「くん蒸規制のあゆみ」をご覧下さい。

木にはヤニがあります。特に針葉樹に多く、御存知のカラマツにも問題が多発しています。
これの除去には人工乾燥室を利用し、高温蒸気を用いた蒸煮という方法があります。
パレットに組上げてから乾燥室に装填するので部品の裏側とか隅々まで蒸気が行き届き、ムラなくヤニを取ることが出来ます。
一方部材での処理では、切断や切削によって隠れていた部位が表に出ることがあります。また変形をもたらす恐れがあって強い処理が出来ないので完全処理とは言えなくなります。
協力工場の処理室は1室当り装填数、11型パレットで400～500台の多数を誇っています。

処理前後の比較

樹木を伐採し木材を利用することは温暖化防止に反するか？

木を伐採し木造住宅を建てたら、温暖化に拍車をかけるのでは？と誤解している人が沢山います。

まず木材が炭素を貯える能力がどれくらいあるか？
樹種により異なりますが平均して1㎥の木材に225kg炭素を貯蔵するそうです。
スギの柱１本では7kg、2階建て住宅上下で1201㎥では5175kg=5tとなります。
全国の住宅に使用されている木材を計算するとなんと、1.4億トンと莫大な量になります。
これらの木材の中にある炭素は樹木が吸収したCO2をその木が、腐敗するか焼却されるまで貯蔵しています。

材質
スギ柱　1本（10.5cm.角、長さ3m.）	約７Kg
木造住宅　1棟（1201㎡、木材23㎥）	約５ｔ（炭素トン）（1人当たり排出量の2年分相当）
全国の住宅における使用木材から	1.4億炭素トン（ｃ）

樹木を伐採して建築用材やパレットの材料として形を変えても、ちゃんとCO2を貯蔵しています。伐採した後、植林をしてゆけば良いのです。伸び盛りの若木はどんどんCO2を吸収しますが、老木になると停止します。
これを切って、資源として有効活用し、また新たに植林をすることが山林の更新です。
更新されない山林はやがて崩壊します。

NHKのテレビ放送「ご近所の底力」で次のような面白いテーマが取り上げられていました。シカが里に下りてきて畑を食い荒らす、これを何とか撃退したい･･･、いろんなアイデアが出ておりました。シカも知恵があって効果があるのは最初だけというのが殆どでしたが、極めつけは林業家の意見を取り入れ、間伐を行った結果がもっとも効果がありました。 畑に隣接する林地は手入れが行き届かず、鬱蒼として昼間でも暗くなっていました。
日光が地表に届かないため草が生えません。このため彼らが人里に下りてきて、食害が始まったようです。 間伐によって空が見えるようになり、陽も当たるようになると草が生え、シカたちは畑に来なくなったのです。

さて小林先生の記事から脱線しましたが、御存知の京都議定書は樹木を切った段階で即炭酸ガスを放出したとされていることを、大きな間違いとして指摘されています。
上の表にあるように柱になっても尚炭素を固定して保持しているのですから当然ですね。